2022.9.9(Fri)-10.18(Tue)
明日から風景や植物をモチーフに写真技法で作品を制作する河面理栄の個展がスタートします。過去に制作した作品を中心に、新作も数点交えて日常と旅についての作品を展示します。
※展覧会の会期中にはワークショップも開催されます。
2022.10.10(Mon)13:30-16:00 @ギャラリーカフェSOMA
「マリーゴールド模様の手ぬぐい制作ワークショップ」(定員8名)講師:河面理栄
エクセラン高校から譲り受けたマリーゴールドの種。生徒たちと一緒に蒔き、花が咲きました。マリーゴールドの豆知識に触れながら、スタンプや絵の具でマリーゴールド模様の手ぬぐいをデザイン&制作します。
河面理栄 KOUMO RIE
1985年生まれ
広島県出身
2008 名古屋芸術大学卒業
2015 個展 scene:overlap (Photo Gallery プシュケ/愛知)
2016 個展 view:cross (Photo Gallery プシュケ/愛知)
2017 個展 here:there (Photo Gallery 壹燈舎/大阪)
2017 Nagoya Photo Vibration _ VECTOR 2017(モノコト〜空き地〜/愛知)
2019 きそがわ日和2019「時の指紋」(中山道太田宿界隈/岐阜)
2020 木曽ペインティングスVol.4 「村のオハナシ」(大つたや/長野)
2021 木曽ペインティングスVol.5 「千年のすみか/三時の光」(向畑/長野)
この8月、祖母が亡くなりました。
とても悲しく淋しく心細く、さまざまな後悔が涙と一緒に溢れていました。
祖母の体を棺に入れる支度の際、若い納棺師さんが、か細い声で
「旅の支度をしましょう」と言いました。
遠くに山が見える平原の小道を、ゆっくり歩いていく祖母の背中が脳裏に浮かんで、少しほっとして穏やかな気持ちで支度を終えることができました。
思えば人間の一生とは、旅なのではないでしょうか。
流れる時間の中に身を置き、あらゆる移ろう風景の日々を過ごす。
特別な日も、日常も全てが旅なのです。
ずっと続く道を、ただひたすら、ゆっくり進んでいるのです。
その道の果ては見えず、果ては無いのだろうと思います。
私は無宗教で、人間の生き死には、物質の発生と消滅に他ならず、死の先の世界など信じていません。
だけど、祖母が今旅路を歩いているといいなと思いました。
これまでの制作を振り返ると、作品にも旅を感じます。
過去に製作した作品を中心に、新作も数点交えて日常と旅について展示します。
河面理栄
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